佐柳 陽
YANAGIe合同会社 代表
【パートナー対談】経営という「ソフトウェア」の絶え間なき変更パートナー対談
「パートナー対談」では、ひと・会社プロジェクトのパートナーとして、ともに本プロジェクトに携わっていただく企業の声を掲載します。YANAGIe合同会社様には、主にITやAIの知見でプロジェクトに貢献していただいております。
―― さて、ここからは本編とは別に、「ひと・会社プロジェクト」に参画してくださるということで、少し踏み込んで伺いたいと思います。まず、このプロジェクトのどんな点に魅力を感じられたのでしょうか。
【佐柳】そうですね……。まあ僕も「考え方」っていう話をずっと自分なりに深めたくて、去年ぐらいまでは大学OBの勉強会に参加したりもしていました。やっぱり、自分なりに、経営というものをじっくり考える場所が欲しかったんですよね。
実際に入ってみて、結構良かったと思っているんです。本当に現役の大手の社長でも、実は僕らと同じようなことで悩んでいたり、こういう「考え方」を大事にされているんだな、というのがすごい参考になりました。
そこで気づいたんですけど、会社っていうのは、所詮「ハードウェア」なんですよ。
―― 会社は「ハードウェア」。面白い比喩ですね。
【佐柳】ええ。でも「ソフトウェア」の方は、これで更新終わりっていうことは、ずーっとないんです。なんぼでも性能は上がるはずなんですよ。
理念とかもそうです。適当な言葉をどこからかコピペしてくるだけなら簡単ですけど、そうじゃなくて自分なりに「会社ってこういうもんだよな」っていうものを形にする。僕がいなくなっても……じゃないですけど、「これだけは守ってほしい」「これはやらんといてほしい」という核がある程度必要だと思うんです。
会社はこれまで、コロナがあったり、いろんなことがあって離合集散を繰り返してきました。だからこそ、会社の目指す在り方、その「背骨」が固まるまでは意識し続けないといけない。それは今日明日で終わるものじゃないし、一年後に終わるものでもない。だから、ソフトウェアをどんどんアップデートしていきたい、っていう同じ志を持つ人たちと一緒に何かできればいいなと思って、参加を決めました。
―― ありがとうございます。佐柳さんにはパートナーとして、主にITやAIの知見でプロジェクトに貢献していただくことになりますが、この場所で実現してみたいことはありますか。
【佐柳】そうですね……。まあ、僕のやってることって、自分でも思うんですけど、すごい「マニアック」なんですよ。だいたい一年ぐらい付き合ってようやく、「あ、佐柳くん、こんな仕事してたんだね」って理解されることが多い(苦笑)。今日も初めて取引が動いた会社さんがありましたけど、お付き合い自体はもう2、3年越しなんです。「今この話をしても無理だろうな」っていうタイミングをずっと見ていて、ようやく結果が出始めた。
僕は「二重構造」が嫌いなので、キャッチーなことや、耳当たりのいいだけのことは言いたくないんです。マニアックな人間なんですよ。
―― その「マニアックな誠実さ」こそが、佐柳さんの本質ですよね。
【佐柳】ええ。だから、すぐに売上がどうこうっていう話よりも、こういうマニアックな仕事や考え方をしている人間が、プロジェクトの中に一人でもいて、「あ、こいつ、わかってんな」とお互いに思えるような……そういう相互理解ができればいいなと思っています。いろんな人の「考え方」に、もっと深く触れてみたい。
結局ね、会社経営っていうのは、究極的にはマニアックである必要は全くないと思います。いろんな仕事をしている人がいて、そこに終わりも区切りもない。ただ、自分の中で「経営っていう一つのこと」や「会社ってなんや」っていう問いを、ずっとアップデートし続けたい。その思いが、僕の根本にはありますね。
―― 「会社とは何か」という問いを更新し続ける。その旅の伴走者として、このプロジェクトが機能することを、私たちも願っています。