一般社団法人こどもミュージアムプロジェクト 包括連携事業

先輩ドライバー数珠つなぎ Vol.1

車いすだから
あきらめない!

夢をかなえた運転免許と、
そこから広がる新しい世界

本記事は、実際に車いすで免許を取得した先輩ドライバーへのインタビューに基づいています。

車いすに座り笑顔を見せる渡邊さん
渡邊さん。福祉車両の手動装置を使って運転免許を取得。

「車いすだから運転は無理」とあきらめていませんか? 『先輩ドライバー数珠つなぎ』第一回は、さまざまなハードルを乗り越えて運転免許取得の夢をかなえた渡邊さんにお話を伺いました。これから免許取得を検討している方へ、心強いメッセージとエールをお届けします。

Q1

運転免許を取得した「きっかけ」は何ですか?

高校生の頃、寮生活を送っていたのですが、その寮の先生が乗っていた車がとてもカッコよかったんです。「いつか自分もあのシートに座って、自分の手で運転してみたい」という憧れを抱いたことが、すべての始まりでした。

Q2

免許を取得するまで、どのような道のりがありましたか?

まず、手動装置で教習を受けられる教習所を探すのが非常に難しかったです。その後、兵庫の明石で適性検査を受け、そこで紹介していただいた教習所に行くことになりました。最初は不安もありましたが、説明を聞き、覚悟を決めて誓約書を書いてスタートしました。

Q3

初めての運転はいかがでしたか?

助手席に乗っている時と比べて、景色が2倍も早く流れるように感じ、最初はかなりの怖さがありました。でも、用事で香川県へ行った際に、広い道で同行者に同伴してもらって練習を重ね、少しずつ慣れていきました。今でも運転を継続しています。

Q4

免許を取得して良かったこと、楽しさを教えてください。

自分の目標であり憧れだった「運転したい」という夢がかなったことが、何よりも嬉しいです。そして、「できた!」という成功体験が増えたことで、自己容認感(ありのままの自分を受け入れる気持ち)がとても高まりました。現在、就職した会社も免許関連の仕事をしており、強いご縁を感じています。

手で操作する、
アクセルとブレーキ。

右手でハンドルの旋回ノブを握り、左手で「コントロールグリップ」を操作する手動装置です。

前に押す
ブレーキ
手前に引く
アクセル
「自分にしかわからない独特の操作感覚なので、最初のうちは緊張や怖さもありました」
福祉車両のコントロールグリップを前に押すとブレーキ、手前に引くとアクセルになる操作イメージ
福祉車両のコントロールグリップによる操作イメージ
身体障害者標識

急な割り込みが、
大きな怖さにつながります。

「急ブレーキの対応が足での操作に比べて難しいため、突然の急な割り込みは非常に怖く、危険を感じます。車いすマークの浸透や、福祉車両の構造への理解がもっと広がってほしいです。」

運転したい気持ちがあるなら、
あきらめないでほしい。

「免許は取らない」という方も増えていますが、取ったほうが間違いなく今以上に世界が広がります。

特に車いすの方へ、あきらめないでほしいです。運転したい気持ちがあるなら、まずは最寄りの免許センター等に相談してみるのが一番の近道だと思います。

作成:インタビュアー「ともに株式会社」

運転免許取得のサポートや、ひと・会社プロジェクトを通じて理念を大切にする企業とともに「ひとりひとりのいのちの輝き」を大切にひとづくり、社会、未来づくりを目指しています。

この度、こどもミュージアムプロジェクト協会と協定を結び、「優しさ」と利他の心をベースとした安全、安心の社会を築くべく活動しています。

免許取得への不安を、
一緒に整理しませんか。

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